ABMアジャスタブルブラスナットで面倒なナット調整が不要に

こんにちは。
今回は、ABMアジャスタブルブラスナットという各弦を個別に高さ調節できるナットを紹介したいと思います。

ABMアジャスタブルブラスナットとは

ABMアジャスタブルブラスナットは、ドイツのギターパーツブランド「ABM」が開発したナットで、各弦を個別に高さ調節できるブラスナットです。

その画像がこちら↓

abm-nut1 abm-nut2

ストラトキャスター用・レスポール用・ベース用の3つのモデルが用意されていて、ベースには5・6弦用のものも発売されています。ABMホームページはこちら

構造としては、ブラスの土台に各弦用の溝を切った頭のついたネジがそれぞれ付いており、弦を置く十字の溝を回すことでネジが上下し、高さが調節できるという形です。

ナットで弦高調節をしようという考えは何もこのABMアジャスタブルブラスナットだけではなく、ギブソン(Gibson)社の「ゼロフレット・アジャスタブルナット」であったり、ワーウィック(Warwick)社の「Just A Nut III 」など他にもあり、それが実用化されています。
しかし、各弦を個別に高さ調節出来るようにしたナットはこのABMアジャスタブルブラスナットと、アトランシア(ATLANSIA)社の「ADJUSTABLE STRING NUT」以外に聞いたことがありません。

アトランシア(ATLANSIA)社の「ADJUSTABLE STRING NUT」↓

STRING.NUT.B4

ギブソン(Gibson)社の「ゼロフレット・アジャスタブルナット」↓

zero-fret-adjustable-nut-gibson

ワーウィック(Warwick)社の「Just A Nut III」↓

just-a-nut

ABMアジャスタブルブラスナットの各弦を個別に高さ調節できるということのメリットは、より、柔軟なナット調節が出来ることです。
例えば、ギターあるいはベースのネックがねじれてしまった場合、ゼロフレット・アジャスタブルナットやJust A Nut IIIのように高さ調節が弦全てに反映されてしまうと、ねじれの片側は適切にナット調節できてももう片側はより酷い状況になってしまい、調節のしようがなくお手上げ状態になってしまいます。
しかし、このABMアジャスタブルブラスナットではそれぞれの弦を個別に高さ調節出来るため、ナットとブリッジで非常に柔軟な調節が可能になり、ネックにねじれが起きた場合も対応することができます。
また、微妙なR付けや、高音弦側と低音弦側で高さを別々にしたい場合などにも対応が出来るため、通常のボーンナットなどでは細かい溝切りの技術などが不要で素人にも調節が可能だというメリットがあります。
素人がナットの溝切りをするというのは難しいでしょうし、プロに頼んだ場合も自分が好む絶妙なセッティングをしっかりと実現してもらうというのは容易なことではありません。

自分自身で簡単にナットの高さ調節が行え、ネックのあらゆる状態の変化にも対応が可能な非常に万能なナットだと思います。

ABMアジャスタブルブラスナットの欠点

ここまでABMアジャスタブルブラスナットのメリットについて述べてきましたが、そんなABMアジャスタブルブラスナットにも欠点はあります。
それは、オーソドックスな弦ゲージでないとナットにきちんとはまらないことです。
溝よりも太かったり、細すぎたりすると、弦をしっかりと固定することができず、ナットとしての役割を果たせません。
特殊なゲージの弦を使っている際は注意する必要があります。

ABMアジャスタブルブラスナットのスペック

ストラトキャスター用(ABM 6220)→ナット幅:41.5mm、弦ピッチ:6.5mm
レスポール用(ABM 6210)→ナット幅:42.8mm、弦ピッチ:6.5mm
4弦ベース用(ABM 6240)→ナット幅:40mm、弦ピッチ:10mm
5弦ベース用(ABM 6250)→ナット幅:45mm、弦ピッチ:9mm
5弦ベース用(ABM 6250b)→ナット幅:50mm、弦ピッチ:10mm
6弦ベース用(ABM 6260)→ナット幅:54mm、弦ピッチ:9mm
6弦ベース用(ABM 6260b)→ナット幅:60mm、弦ピッチ:10mm

以上、ABMアジャスタブルブラスナットについてでした。
興味のある方は是非使ってみてください。

ナット

Posted by 96


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