DiMarzio(ディマジオ)の7弦ギター用ピックアップまとめ、その1

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こんにちは。
今回は、ディマジオ(DiMarzio)社の7弦ギター用ピックアップについてまとめたいと思います。

ディマジオ(DiMarzio)社は業界大手のリプレイスメント・ピックアップメーカーで、数多くの有名ギタリストもディマジオピックアップを使用しています。
昨今は多弦ギター(7弦ギターや8弦ギターなど)が流行っていることもあり、ピックアップメーカーは7弦用モデルのピックアップも多く発売しています。
その中でも、ディマジオ(DiMarzio)社の7弦ギター用ピックアップについて、詳しく紹介していきたいと思います。

PAF 7(DP759)

まずはハムバッカー・ピックアップのスタンダード、「PAF」をモデルにした「PAF7」について紹介します。
「PAF」と聞いたらギブソン・レスポールを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、現代で出回っている「PAF」はその初期のものを再現したり、多少のアレンジをしたモデルです。
ディマジオからもPAFは発売されていますが、これは創業者のラリー・ディマジオ氏の所有する1959年製レスポールのサウンドを参考にしているそうです。
この「PAF7」は当然ながら7弦ギター用ということで、6弦とは違う部分があり、7弦ギターのために新たに設計し直されたそうです。
PAFのサウンドを元に、それを7現ギターにもマッチするように作られています。

スペックは以下の通りです。
出力:220
トレブル:5.5
ミドル:4.5
ベース:6
直流抵抗:7.23k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

PAFなのでそれ程出力は高くなく、音域も比較的フラットな感じですね。

クセがなく、非常に扱いやすいピックアップだと思います。
クリーンからディストーションまで問題なく使えるサウンドですし、Youtubeを見るとメタルを弾いている方もいます。
出力の低さが場合によっては欠点かもしれませんが、そこが気にならなければオールラウンドに使える万能なピックアップだと思います。

Air Norton 7(DP793)

Air Norton(6弦用)は、ディマジオのピックアップの中でも特に高い評価を受けているピックアップです。
エアバッカー・テクノロジー(マグネットとコイルの間に隙間を作り磁力をコントロールする技術)により、素晴らしいサスティンとクリアなサウンドが実現されていて、リード・バッキング・クリーンサウンド全てがとても魅力的なサウンドになっています。
Air Norton 7もそれが忠実に再現されていて、ウォームでクリーンサウンドとドライブサウンドどちらも非常に魅力的なサウンドです。

スペックは以下の通りです。
出力:260
トレブル:5.0
ミドル:7.0
ベース:7.0
直流抵抗:13.34k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

出力はそこまで高くなく、PAFよりは高くなっています。音域はミドルとベースの7.0が目立ちますが、サウンドがすっきりとしているのでもっと高音が出てるように聴こえると思います。

この動画は6弦用ですが参考になると思います。
Air Nortonはセミアコにのせる人もいて、クリーントーンの評価は高いです。
もちろん歪んだサウンドも抜群で、個人的にはプログレッシブ・ロックに合うピックアップだと思っています。もちろん、それ以外でも使えます。

Tone Zone 7(DP755)

オリジナル(6弦用)のTone Zoneをモデルに、7弦用に作りなおされたモデルです。
荒々しく、刺激的なサウンドが特徴で、高い出力のタイトなローが印象的です。
基本的にはブリッジで使うモデルで、とにかくディストーションサウンドが合うピックアップと言われたらこれがおすすめです。

スペックは以下の通りです。
出力:385
トレブル:5.0
ミドル:8.5
ベース:8.0
直流抵抗:17.86k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

Tone Zoneの太く、重い迫力のあるサウンドがわかって頂けたでしょうか。
バッキングを弾いている時の良さが感じられると思います。
クリーントーンはちょっと硬すぎてあまり好きな感じではありませんが、この歪のヘヴィなサウンドがTone Zoneの魅力です。
メタルやハードロックをやる方にはぴったりだと思います。

D Activator 7(Neck&Bridge)

D Activatorはディマジオピックアップの中でも特に出力が高いピックアップの一つです。
アクティヴ・ピックアップをシミュレートして作られたこともあり、ノイズが少ないですし、歪ませても音が潰れません。
ただ、まるまるアクティヴ・ピックアップのサウンドという訳ではなく、パッシヴらしさもあり、それらが上手く調和したピックアップなのではないでしょうか。

スペックは以下の通りです。
Neck
出力:380
トレブル:8.0
ミドル:5.0
ベース:4.0
直流抵抗:6.98k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

Bridge
出力:460
トレブル:6.5
ミドル:6.0
ベース:6.0
直流抵抗:11.40k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

PAF 7の倍以上という出力に目がいきますが、音域はフラットで、高音も十分に出ます。

クリーントーンを聞くと特に音の硬さが目立ちますが、歪ませたサウンドはとても魅力的です。
メタルを演奏する場合だと特に合うのではないでしょうか。
クリーントーンは特徴がありますが、逆にそれを活かした音作りをすれば使えると思います。
好みは分かれそうですが、好きな人にはかなり魅力的なピックアップになると思います。

Illuminator 7(Neck&Bridge)

Illuminator 7はDream Theater(ドリーム・シアター)のギタリストジョン・ペトルーシ(John Petrucci)用に開発されたピックアップです。
ジョン・ペトルーシが出したいサウンドが詰まったピックアップになっていて、「マッシヴなオーヴァー・ドライヴ、タイト、リズミカル、アグレッシヴ」、ギターソロでは「より表情豊かで、力強く、滑らかな」サウンドが要求されたそうです。
また、NeckとBridgeそれぞれに特徴をつけるとともに、一体感も備わっているピックアップというのも要求の一つだそうです。

スペックは以下の通りです。
Neck
出力:270
トレブル:4.5
ミドル:7.5
ベース:6.0
直流抵抗:10.42k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

Bridge
出力:410
トレブル:5.0
ミドル:7.0
ベース:6.0
直流抵抗:11.17k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

6弦用のモデルだとNeckとBridgeで音域にも大きな違いがあるのですが、7弦モデルでは大きな違いはなく、出力がBridgeの方がかなり高いという形になっています。

ジョン・ペトルーシのあのサウンドを再現したい!という方にはピッタリのピックアップだと思います。
ビンテージな感じとウォームでモダンな感じが絶妙に調和していて、その両方の良さが感じられると思います。

この動画はジョン・ペトルーシのサウンドそのままという感じですね↓

ドリーム・シアターらしく、単音フレーズも合わさったバッキングを弾くと、サウンド全体の一体感が感じられるのではないでしょうか。
その歪んだサウンドも合い、メタルにも適したピックアップだと思いますが、クリーントーンも十分使えるサウンドで、Neck・Bridgeを組み合わせて非常に隙のないサウンドが出来上がると思います。
ジャンルに拘らず、ジョン・ペトルーシのようなサウンドを出したいという方には文句無しにおすすめしたいですね。

Liqui Fire7 Neck(DP707)

Liqui Fire7もジョン・ペトルーシモデルのピックアップになっています。
Air Nortonをベースとしながらも、より明瞭で明るいサウンドになっている印象があります。
クリーントーンではコード感もしっかりと感じられ、リードサウンドでもはっきりとしたサウンドに聴こえます。

スペックは以下の通りです。
出力:270
トレブル:4.5
ミドル:7.5
ベース:6.0
直流抵抗:11.48k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

出力は控えめで、ミドルが若干強調されています。そのミドルにより、か細い印象がなく、しっかりとしたサウンドになっているのではないでしょうか。

すっきりとブライトで非常に耳に馴染むサウンドという印象です。
歪ませていながらもクリーン・クリアなサウンドに感じさせる、そんなサウンドを得意としたピックアップだと思います。

Crunch Lab 7 Bridge(DP708)

Crunch Lab 7 Bridgeもジョン・ペトルーシモデルのピックアップになっています。
ジョン・ペトルーシはネックポジションに上記のLiqui Fire7 Neck、ブリッジポジションにこのCrunch Lab 7 Bridgeを組み合わせて使っていました。
バーポールピースとヘクサポールピースを組み合わせたルックスが印象的なピックアップですね。
ジョン・ペトルーシはこのピックアップをこれまで使用してきた中で最高のピックアップだとも評価していました。

スペックは以下の通りです。
出力:410
トレブル:4.5
ミドル:5.5
ベース:6.0
直流抵抗:11.07k
マグネット:セラミック
コンダクター:4

ブリッジピックアップということもあり、出力は高めですが、音域はフラットで高音もしっかりと出ます。
Illuminatorとの比較動画です↓

やはりジャンルとしてはロックやメタルが適しているものの、サウンド自体はクリーンから歪みまで幅広く対応でき、扱いやすいと思います。
激しく歪んだヘヴィなサウンドに程よい歪み感のオーバードライブサウンド、綺麗なクリーントーンと様々な一面を持ったピックアップで多様性があります。
バーポールピースは特徴的で、何となく敬遠する方もいるかもしれませんが、それは使ってみると意外と良い音で気に入ると思います。

DiMarzio(ディマジオ)の7弦ギター用ピックアップまとめ、その1はここまでとします。
続き→DiMarzio(ディマジオ)の7弦ギター用ピックアップまとめ、その2


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