ポール・ギルバートのシグネイチャーギター「Fireman」にせまる

こんにちは。
今回は、ポール・ギルバートのシグネイチャーギター「Fireman」シリーズについて紹介したいと思います。

Firemanって何?

ポール・ギルバートのシグネイチャーギター「Fireman」を知らない方にまず簡単な説明をしたいと思います。
このFiremanというモデルはポール・ギルバートが2004年頃から使い始めているギターで、それ以前に使われていたのが、Ibanezのディンキーシェイプを元にfホールのペイントが施された「PGM」シリーズです。
Ibanez PGM↓

Ibanez-PGM

その後、ポール・ギルバートがIbanezから発売されているギター「Iceman」を元に、シングルカッタウェイをダブルカッタウェイにして、上下をひっくり返したデザインにしたギターを考案し、これが「Reverse Iceman」と名付けられ、2004年頃から徐々に使われていくようになりました。
こちらが「Reverse Iceman」と名付けられた初期モデル↓

Ibanez Fireman PGM-FRM2

ボディはチェリー材という珍しい木材が使われていて、ピックガードは無しの2ハムバッカーといったスペックになっています。

その後、2007年頃から多く使われるようになったのが、「Fireman」として正式に製品化され「FRM1」と名付けられたこちらのモデルです。↓

frm1

ボディはコリーナが使われていて、べっ甲のピックガードが付き、3シングルのピックアップ構成となっています。

これらに加えてポール・ギルバート用に特別に作られたモデルがあり、それが「Kikusui(菊水)」と名付けられたモデルです。
こちらが「Kikusui(菊水)」と名付けられたモデル↓

kikusui

kikusui2

ポール・ギルバートが大層気に入ったという新潟県新発田市にある「菊水酒造」のレギュラー製品「菊水」のパッケージを元にカラーリングが施された特別仕様の「Fireman」です。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、コントロールノブも、菊水のキャップを模したものが使われています。

Ibanezのレギュラーモデルに

これらを経て、ポール・ギルバートのシグネイチャーモデル「Fireman」がIbanez社のギターのレギュラーモデルとして、ラインナップに並ぶことになります。
その初めてレギュラーモデルとなった「Fireman」が「FRM100」です。
その画像がこちら↓

FRM100

ホット・ソースをイメージしたというシースルーレッドに、赤べっ甲のピックガード、ホワイトカラーがアクセントになっているピックアップとコントロールノブといった点が印象的です。
ボディはマホガニーが使われていて、ネックはマホガニーとメイプルによる3ピースになっています。
このギターはギターインストアルバム「ファズ・ユニバース(Fuzz Universe)」から使用されています。
ピックアップにはネックとブリッジにDimarzio社がポール・ギルバートシグネイチャーモデルとして開発した「DiMarzio Injector」ピックアップが使用されています。ミドルポジションには「Area ’67」が搭載されています。

ポール・ギルバートは元々ハムバッカーピックアップを使用していて、レーサーX時代などハードロックなどのジャンルを弾くことも多く、ディマジオのハイパワーピックアップ「Super Distortion」を使用していたこともあります。
しかし、この「FRM100」を使い始めた頃やその少し前頃はヴィンテージ系のピックアップを好み、「FRM1」には3つのシングルコイルピックアップ全てに「Area ’67」がのせられているほどです。
そのため、シングルコイルピックアップの良さと十分なパワーも取り入れ、ノイズ対策にハムキャンセルが施された新たなシグネイチャーピックアップ「Injector」が使われるようになりました。

この「FRM100」には限定モデルのマスタードカラーが施されたものも発売されました。
その画像がこちら↓

frm100-mst

マスタードカラーのボディに、ホワイトのピックガード、ブラックのノブ・ピックアップカバーといった仕様になっています。

その次に、「Fireman」の新たなモデルとして発売されたのが、「FRM250」です。
これはIbanezのポール・ギルバートシグネイチャーモデルが発売されてから25年となった2014年に25周年記念モデルとして限定生産されました。
その画像がこちら↓

frm250

ポール・ギルバートのギターとしては珍しくフレイムメイプルトップが使われ、イエローとオレンジの中間のようなカラーリングがされています。
最も注目すべき点がピックアップで、「FRM100」とは違いHSHの構成になっています。
ハムバッカーは「DiMarzio Air Classic」が搭載され、ミドルポジションは「Area ’67」が搭載されています。
指板とボディにはバインディングも施され、上品な外見のモデルになっています。

そして、「FRM100」の後継機として発売されたのが、「FRM150」です。
その画像がこちら↓

ibanez-frm150

「FRM100」と同じくシースルーレッドのカラーリングで、ピックガードはブラックになっています。
また、ピックアップは「FRM250」と同じ構成で「DiMarzio Air Classic」と「Area ’67」が搭載されています。
まるで「FRM100」と「FRM250」を足して2で割った日のような形になっていて、ピックアップが斜めに設置されている所やHSHの構成は「FRM250」、ボディカラーなどは「FRM100」が元になっています。

全ての「Fireman」に共通しているのが、極太ネックが採用されていることです。
Ibanez社のギターはネックが薄いものが多く、それがテクニカルなギタリストらには支持されていますが、ポール・ギルバートは1フレットで24mmにもなる太いネックを好むようです。
そして、スケールが24.75インチが採用されているというのもポイントです。
通常のストラトは25.5インチですが、この「Fireman」はレスポールと同じスケールが取り入れられています。
また、コントロールは誤操作しないようボディエンド側に取り付けられていて、その点もポール・ギルバートのこだわりのひとつです。

以上、ポール・ギルバートのシグネイチャーギター「Fireman」についてでした。


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